私は長野県の下伊那郡に農家の長男として生まれ、小中高、そして大学も長野県内の学校を卒業しています。
就職活動の際には職種にこだわらず、実家を拠点として仕事ができる企業を選択肢として考えていましたが、先輩から飯田市内に支店を持つ当社を紹介してもらい、会社訪問をすることにしました。
会社訪問では、当時飯田支店が、県内でゴルフ場などの大規模開発を数多く手掛けていることを知り、とても興味を惹かれました。
また、私が大学で造園学を専攻していたこともあり、公園などの設計を手掛けているこの会社に魅力を感じ、入社を決めたのが建設コンサルタントであるこの会社ということになります。
全社の技術を統括する立場となり、部下への指導はつくづく難しいものだと改めて実感しています。
我々が造るものは何一つ同じものはなく、正解も一つではないと考えます。同じ現場条件や設計条件を満足していても、担当する技術者が違えば出来上がってくる設計成果物も形が違うということになります。
そこで私は、部下が考え立案したものはできる限り尊重する、ということを基本姿勢としています。
ともすれば、部下からは自分の意見や考えがないのかと、不振に思われてしまうこともあると思いますが、部下の考えに対して強引な方向修正はしません。
他の社員や発注者とのコミュニケーションの中で、部下の納得できる形を見いだし、誰もが合意できる質の高い成果物を完成できるように、指導していきたいと考えています。
我々の仕事は、使う人たちに喜んでもらえるものを造り上げることだと考えます。
発注者側の人でも同業者でも、また技術を提供していただくメーカーの人たちでも、そんな気持ちを共有できる人たちと、同じ方向に向かって仕事をしたいと思います。
自分が設計を担当した公園で、小さな子供を連れた家族が楽しそうに遊んでいるのを見ると、私はこの仕事に携わっていて良かったと、心から思います。
我々の仕事は使う人たちに喜んでもらえるものを造り上げる仕事であり、設計したものが竣工した時には、大きな達成感と喜びを感じることができます。
それこそが、この業界で働き続ける原動力であり、多くの分野でインフラを手掛けているアンドーでは、自分でやりたいことを見つけ出す選択肢が他社よりも広いことが、大きなメリットであると言えます。
氏名:F.M
部署:松本本社 取締役 技術本部長(1988年入社)
長野県下伊那郡高森町出身。信州大学農学部卒。技術士(河川、砂防)。大学卒業後アンドー飯田支店に配属。アンドー一筋で飯田支店長を経て技術部役員に。お問い合わせは電話またはメールにてお願いいたします。