UAV搭載レーザ測量により、急傾斜地崩壊防止施設の点検作業効率向上を図りました。
現地の様子
技術者のこだわり
急傾斜地崩壊防止施設は、高低差100m超、樹木に覆われている斜面上部の用地外など、点検の作業者の安全確保が課題となっています。
UAVレーザー測量を用いることで、斜面全体の点群を取得。処理を行い、等高線、DSM(オリジナルデータ)、DEM(グラウンドデータ)、CS立体図など「地形画像」を作成します。
空中写真では確認できなかった、樹木の下の急傾斜地崩壊地形の3次元形状、急傾斜地崩壊対策施設の位置、斜面崩壊の原因となる集水地形の可視化が可能となります。
可視化した画像を活用することで、異常地点に特化して現地調査を行うことができるので、作業の効率化・高精度化を図ることができました。
データ
所在地 | 塩尻市 |
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発注者 | 松本建設事務所 |
業務期間 | 2020.09~2021.05 |
担当支店 | 松本 |
設計項目 | 砂防設備点検 急傾斜地崩壊防止施設 1式 |
概要 | 急傾斜地崩壊防止設備について、各施設の適切な維持管理のため、老朽化等の状況を把握することを目的とし、砂防関係施設長寿命化計画に定められた定期点検を実施した。 |