茅野市を流れる一級河川上川の右岸側で、内水による浸水被害軽減のため、ポンプゲートの詳細設計を行いました。
現地の様子
技術者のこだわり
近年多発している豪雨災害。茅野市でも河川堤防に阻まれて内水浸水被害が毎年のように発生していました。
この業務では、浸水シミュレーションの結果に基づいて、「ポンプゲート」と呼ばれる新工法の排水機場を計画しました。工事期間中や完成後のイメージを伝えるために、独自にUAVレーザー測量を行い、BIM/CIMにより3Dモデルを構築。地元住民にわかりやすい資料づくりを行いました。
データ
所在地 | 長野県茅野市ちの |
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発注者 | 茅野市建設部水道課 |
業務期間 | 2018.08.28~2019.03.15 |
担当支店 | 松本 |
設計項目 | ポンプ場詳細設計 1式 ポンプ室土木設計、ポンプ室機械設計、ポンプ室電気設計 流出きょ土木設計、場内整備土木設計 |
概要 | 茅野市上原下町地区の内水浸水被害軽減対策を目的として、雨水強制排水用ポンプ場施設の詳細設計を行いました。 浸水シミュレーション結果に基づき、6m3/sの排水能力のポンプゲートを計画。ポンプ、除塵機、自家発電機など設備設計の他、仮切廻し水路、鋼矢板二重締切などを詳細設計を行いました。 BIM/CIMを使って3Dモデルを構築。地元説明用資料として役立てました。 |
排水機場の新工法「ポンプゲート」の設置は、県内初。イメージを掴むため、静岡・浜名湖まで視察に行きました。また、設計完了後に、香川・坂出までポンプ完成時の工場検査にも立ち会わせて頂きました。当然、浜名湖のうなぎ、香川のうどんも堪能してきました(笑)