富士見町を代表する観光地を流れる河川にて、災害を防止するための護岸工、落差工の設計を行いました。
現地の様子
技術者のこだわり
現場は観光地内を流れている河川。景観に配慮して、落差工の表面に玉石タイプの残存化粧型枠を採用しました。護岸工も現地の巨石を利用したものとして、極力現地の観光客から見ても違和感の無いようにしました。
データ
所在地 | 長野県諏訪郡富士見町 |
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発注者 | 富士見町役場建設課 |
業務期間 | 2019.10.23~2020.03.26 |
担当支店 | 松本 |
設計項目 | 地形測量 0.1km 応用測量 0.1km 護岸詳細設計 100m 施設設計(床固工) 1 箇所 |
概要 | 富士見町広原の(普)切掛川において、護岸工詳細設計、床止め工の詳細設計を行った。河床勾配が急なため、落差処理のために配置する床止め工は、河川事業の基準ではなく、砂防事業の床固工の基準を準用した施設配置を検討した。 計画箇所は観光施設に隣接していることから、景観に配慮した計画が望ましく、現地に礫が多く見られたことから、自然石を利用した巨石積による護岸形式を選定した。 |
現場のある富士見高原リゾートは、ゴルフ場、スキー場、温泉と、いろいろ楽しめる場所です。富士山を見ながら、とろっとした温泉の『鹿の湯』に浸かるのは、とてもいい感じです。
近くにはもののけ姫のキャラネーミングにも使われたと噂される「おっこと」という地名もあります。