諏訪湖の湖岸道路に埋設されている諏訪湖流域下水道の管渠内面が腐食劣化しているため、防食工を施す管更生設計を行いました。
現地の様子
技術者のこだわり
下水道管の耐震照査(耐震性能を確認)を行うためには、既存管の詳細構造を正確に把握する必要があります。既存管に関する資料は、工事関連のものが50冊以上も残されていました。これらの中身を隅々まで確認し、探し当てた情報によって精度の高い耐震照査が実施できました。
データ
所在地 | 長野県諏訪市 |
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発注者 | 長野県諏訪湖流域下水道事務所 |
業務期間 | 2018.03.12~2018.09.28 |
担当支店 | 松本 |
設計項目 | 下水道管更生設計(湖周幹線) L=142.0m 現地調査 N=1箇所 |
概要 | 諏訪湖流域湖周幹線の下水道管渠の内面が腐食性ガスによって劣化していました。今後の腐食劣化を抑制し、下水道の機能をより長く維持していくため、防食工を施す管更生設計を行いました。 |
設計箇所の下水道管は、シールド工法によって構築された管渠ですが、下水道シールド管への管更生工事で国の交付金制度を活用した工事は前例がありませんでした。今回の設計が、交付金制度を活用した下水道シールド管更生工事として全国で初めてのケースとなりました。また、この業務への取り組みが評価されて「長野県優良技術者表彰」を受賞することができました。