松本市中山地区の千石沢において、砂防堰堤の管理用道路の計画を行いました。
現地の様子
技術者のこだわり
3次元モデルを活用した概略検討を提案し、線形検討を行いました。
3次元データによる検討は、平面・縦断・横断が連動し、制約事項への干渉などが視覚的に確認できるため、問題点を容易に抽出することができました。さらに、切盛のバランスやコントロールとなる箇所の微調整ができるため、詳細で精度の高い線形検討が可能となりました。
従来設計では、300mの道路線形を1案作成するために、およそ6日間の作業を要しましたが、3次元モデルを活用することで、実質半分の期間で作業を終えることができました。
データ
所在地 | 松本市 千石沢 |
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発注者 | 長野県松本建設事務所 |
業務期間 | 2018.10.17~2019.07.30 |
担当支店 | 松本 |
設計項目 | ・測量業務 地形測量 A=0.002km2 路線測量 L=0.32km ・設計業務 道路詳細設計(B)L=0.32km 砂防指定地申請書作成 1式 |
概要 | 砂防堰堤の建設に伴い、分断される現道を兼ねた管理用道路計画を行いました。また、砂防指定地申請書作成、現地の状況を詳細に把握するための測量を実施する複合業務でした。 |
既存資料として航空レーザー測量データ(LPデータ)を、現況点群データとして活用して、地形データを3次元で取得しました。このことにより、測量作業を大幅に省略して、業務コストの削減へと繋ぐことができ、生産性が向上しました。